信念の魔術について

信念の魔術とは
C.M. ブリストル著書「信念の魔術」では「堅い決意」と「信じる力」で夢を現実へと向かせると述べられています。信念の持ち方を潜在意識や意思の力から解説している自己啓発本となります。C.M. ブリストルとは、アメリカの実業家。第一次世界大戦後、米国放送「スターズ・アンド・ストライプ」に務め宗教と司法を扱うジャーナリストとして活躍。その後、大投資ブームが訪れるとパシフィックコースト投資銀行家グループ「スミス・キャンプ・アンド・ライリー」の重役となります。大恐慌のさなかで、危機に陥った会社を立て直そうと暗中模索する中、その後無数の人生を変えることになります。「大悟」を得て、どん底の人生を成功に変える「大秘密」を握ることになります。「TNT―It Rocks the Earth」を書きます。「信念ひとつで人生を改革する」実践哲学は、当時の暗い時代に大きな光を与えビジネス界だけでなく様々な人々の人生を立て直す起爆剤となります。１９４８年、「信念の魔術」を著してその名を不動としました。

信じることの大切さは自分を信じることから始まります。日常を決定しているのはあなたの考え方１つで未来は決まってくるのです。何を求め、何を欲求するのか、成功を望むのであれば、そこに信念が始まります。だれにでも必ず成功できる能力が潜在意識としてからだのうちに眠っていることを説いています。

今よりもよい仕事に転じたいとか、また地位を昇進させたいと望むとすれば、自分自身に向かって、「必ずその仕事なり地位なりが得られる！」 と絶えず言い聞かせるのです。この技術を身に付ければ、自分の念願を言いつづけるうちに、何時しかその達成の姿が心のうちに画像となって深く焼き付けられるようになります。

自分の念願することを絶えず繰り返すということは、暗示を深く潜在意識の中へ植え付ける方法なのです。これは、例えば、釘を打ち込む作業と同じです。釘をかなづちで、第一回目に叩くのは、その釘を材木の適当な所へ立てる仕事です。それに続いて何回も強く打ち込んでこそ、釘は頭まですっぽりとそこへ深くはまり込むことになるのです。潜在意識も同じことで、力強く命じられたものだけを受け入れて、それを実現するのです。

信念とは、あなたが何かを達成するためにとても重要な働きを担っています。それは、個人の魂にある命題ないしは前提が真であると信じること、もしくは信じられる内容のことだからです。命題とは意味です。前提とは物事が成り立つために満たされていなければならない条件となります。あなたが信念を抱くとき、その信念には意味があり満たされていく自分がなければならないのです。

信念は動機に近い感情となります。動機の強さは意志の力を高めるのに欠かせないのです。しかし、それだけで願望を叶える直接的な働きとして弱いのは否めません。ですから信念や意志の力だけで成功を手にする人は限られてくるのです。しかし、信念や意志がなくては何も始まりはありません。動機が弱ければ意志の力も育たないのは確かです。あなたが成功を手にしたいと思ったら、そのきっかけとして必要であるのが信念であり、成功を導く力の元にあるのが意志の力となります。

願望を叶える、成功を手にする真の力を手にするために信念はとても重要な役目を担っています。あなたの信念と意志の力に成功の波動とエネルギーを呼び込むのが魔術となります。