白魔術の副作用について

白魔術の副作用についての説明です

白魔術の副作用につて

白魔術にも代償はありますか

代償とは何かと引き換えに何かを得ることです。代償が要求される魔術は黒魔術のなかでも特別な技法を用いた魔術(古典魔術)となります。
白魔術で代償を要求されることになった場合は、古典魔術を行ってしまったか、でなければ行った魔術は白魔術でない可能性も高いです。また、自分では白魔術を行ったつもりでも降霊術的なものを行ってしまうことはよくあることです。

魔術に限らずどんな呪術でも術である以上、業となり自分に戻ってはきます。ですから自分で行う時は特に注意が必要となります。
正当な魔術を行わなかったことで偶発的な危険のリスクを伴うことになり何かを失ったり不運に陥ったりすることがあります。また、霊的なエネルギーだけを魔術のエネルギーと考える方も気を付ける必要があります。
霊的エネルギーだけの知識で魔術を行おうとすれば低級霊に遭遇することも多々あります。低級霊は悪戯や人間に害を及ぼすエネルギーとなりますので行っている本人ですら分からないうちに憑依的な現象に陥ってしまうことがしばしあります。悪質で巧妙な低級霊は人間に不幸を与えます。

白魔術は他利(他者の幸せの為)を目的として行う魔術となります。基本的に自分のために自分で行っても自身へご利益的なものをもたらすことはありません。

自分勝手な白魔術は悪いですか

自分勝手な考えで白魔術を行っても別に悪いことでは御座いません。願いを叶えたい思いがたとえ自分勝手だとしても、自身の心を「善」と「悪」で分けることなどできないでしょう。「善」と「悪」を区別するのは他人です。あなたの思いや様々な願いに対して「善」と「悪」は他者からの批評により決定されることに過ぎません。

魔術は自然の摂理にある森羅万象とあらゆる現象、宇宙に存在する一切のもの(宇宙意思)となるエネルギーを集約していきます。妖精、精霊、天使のエネルギーとなりますので自然の摂理に抗ってあなたの運命を変える様なことは致しません。自身の運命を変えていくことは自然の摂理に抗いながら変えることではないのです。ですから自分の意思に偽りがあるとき、躊躇いがあるときなどは集約したエネルギーが力を発揮することを拒む場合もあります。

魔術で願いを叶えるとは

あなたが望む未来は、あなたの運命の羅針盤上にあることが求められます。魔術で行うことは自然に抗うことでは御座いません。自然に抗うことは万物の論理を根底から否定することになってしまうからです。魔術で願いを叶えるとは、運命を変えるとは、あなたの運命にある羅針盤に「願いが叶う未来」を刻むことを意図的に行っていくことになります。
よく魔術は欲望を満たす、自分勝手な行為と思う方もおられます。願いを叶えることや恋愛の成就もそうですが自分勝手な考え方と後ろめたい思いを抱くのであれば魔術で未来を変えていくことは行わない方がよいでしょう。
自分勝手や自己中心的な考え方も自分自身の成長や発展には欠かせない感情であり心の動きでもあります。
たとえば、世界のイチローがバッターボックスに立ったとき、相手ピッチャーの生活や家庭環境を考えることはあるでしょうか。あると思われる方は生き方として正しいかもしれませんが成功を手にする生き方は難しいかもしれません。無いと考える方も正しいとは言い切れませんが成功を手にする生き方が出来る人への可能性があります。
1つの考え方となりますが、成功を手にする人間は成功を手にするまでは他者のことはあまり考えないものです。他人のことを第一に考えることは自己犠牲へとつながる心でもあります。自己犠牲だけで自己を幸せにすることは不可能に近いことでもあるのです。
人生で成功を掴んでいる人の多くは晩年にボランティアや慈善事業に財産を使うのに糸目をつけません。それは、お金があるから使うのではなくて生きてきた人生の懺悔を込めて行っているのが圧倒的に多いのです。成功を手にするために多くの人を踏み台にしてきたことをは認めているのです。けれど成功者の多くは自分の行いについて自然の摂理に抗って生きてきたとは思っていません。自らの運命を切り開いて生きてきたと思っているはずです。運命を切り開くとは思う、思わないに関わらず自然の摂理に人生を適合させていくことで成し遂げることができるのです。
自分の運命を変えることは、関わる人の運命を変えていくことにもつながります。「だから悪い」とはなりません。人は多くの人と出会い、影響されながらも影響しているのです。良い悪いは別にして人の運命を動かしながら自分の運命も動いているものです。
自身の願いを運命の羅針盤に刻むことで宇宙の事象に適合させていくことになり運命を変えていくことへつながっていきます。願いを叶えたいと思っているときは、自然の摂理に適合されていないだけでなのです。