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魔術が密儀、秘密主義なのは歴史にあります。ヨーロッパで弾圧と抑制の暗黒時代、権力者は自分たちに不都合な考え方や逆らう者を異端扱いしていました。様々な宗教が異教徒とされ処刑の対象であったり犯罪者のレッテルを貼られると言う悲惨な歴史の積み重ねはキリスト教主導の弾圧で15世紀から18世紀にかけて全ヨーロッパで魔女狩りと称して男女の関係なく裁判から刑罰まで行われ一般市民「4万人」の人々が迫害され命を落としました。
そんな時代背景に「薔薇十字団伝説」など魔術師が世界を救う伝説が人知れず広がっていきます。
魔術師は身を潜めながら自由と弾圧からの開放を願い魔術を発展させていきました。
暗黒の時代に自由と開放、願いを叶える思想が魔術の根底に根付いたと言えるでしょう。そして、自由意思で生きる時代を願い刹那に望む魂が古代英知の奇跡を手にする技法へと近代魔術を発展させたと言えるのです。
刹那とは仏教用語で今を楽しむと解釈されますが「今できることに全力を尽くす」という意味が隠されているのです。
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