カバラとは、ユダヤ教に基づいた創造論、終末論、メシア論などを伴う神秘主義思想です。
カバラの奥義は、人間を大宇宙の法則へ同化させることにより無限最強の力を手に入れるところにあります。
カバラでは人体を8つのシステムを4層に分けている。
これは宇宙創造の神が自らのイデアとして、その原理に基づき宇宙と世界を造り、人間を誕生させた基本となっています。
宇宙誕生から人間の誕生の元素を表したイデアを数式、図形として解説しようとしているのがカバラです。
霊界とは宇宙神の身体全体であり、この世の全ては宇宙神の一部である。
大宇宙を創造した宇宙神は、その意思を小宇宙(コスモ)を人間の体内に宿しました。
それは、魂であり無意識と言えるでしょう。
体内にある小宇宙を活性化させることにより大宇宙へアクセスを可能にさせ同化を実現させ、
大宇宙の法則を引き寄せ人生を好転させるのがカバラ奥義の真髄とも言えるでしょう。
古代から伝わる神々の伝説は大宇宙神と大宇宙の法則を説きながら受け継ぎ現代まで神話は残っています。
人類学者始め科学者は古来より残る神々の伝説から世界創造、人類誕生に至るまでカバラを解き明かすことにより全てが分かると考えられています。
カバラ数秘術とは、西洋占星術や易学と並ぶ占術の一つです。
命術となるカバラ数秘術は、生年月日、姓名などから固有の計算式を用いて運勢や生まれ持つ宿命などを占います。
数秘術の創設者は、ピタゴラスの定理で有名なピタゴラスと言われています。
ピタゴラスは数秘術の父としても有名ですが、数秘術は、古代エジプト・ギリシャを初め中国やローマでも使われていました。
当時は許された者だけが口頭のみで伝えらた秘伝扱いでした。
数秘術はピタゴラスによりピタゴラス式として広がり始めますが、ピタゴラス没後、思想はプラトンに受け継がれルネサンス期のヨーロッパにてユダヤ教のカバラとの融合を得てカバラ数秘術、カバラ占星術へと発展することになり隆盛を極めることになります。
現代ではアメリカ・ヨーロッパ全土で根強い人気があります。
カバラは世界の創生と古代の神秘を解き明かす謎が集約されたユダヤ教に伝わる思想論で西洋魔術においては最も影響を及ぼしました。
カバラとミックスされた数秘術、カバラ数秘術は、究極の占いと言われています。
西洋魔術が近代魔術へと発展する経緯にカバラは重要な役割を果たしました。
カバラと魔術の融合は、それまでの魔術を一遍させ近代魔術へと発展させる先駆けとなりました。
|