近代魔術の基盤とも言えるカバラ思想とはユダヤ教の創造論、終末論、メシア論からなる神秘主義思想となります。
ユダヤ・カバラ、クリスチャン・カバラに分類されユダヤ・カバラはユダヤ教徒が旧約聖書を解釈するのに用いれております。クリスチャン・カバラはキリスト教に応用するために考えられました。
クリスチャン・カバラは「生命の樹」を中心とした考え方と活用で成り立っており近代西洋魔術思想の論理的根拠となっております。
カバラの奥義はエーテル体を高め大宇宙の法則へ同化させることにより無限最強の力を手に入れるところにあります。
カバラでは人体を8つのシステムを4層に分けています。これは宇宙創造の神が自らのイデアとして、その原理に基づき宇宙と世界を造り人間を誕生させた基本となっています。宇宙誕生から人間の誕生の元素を表したイデアを数式、図形として解説しているのがカバラです。
霊界とは宇宙神の身体全体であり、この世の全ては宇宙神の一部である。
大宇宙を創造した宇宙神は、その意思を小宇宙(コスモ)を人間の体内に宿しました。
それが魂であり無意識とも言えるでしょう。
古代から伝わる神々の伝説は宇宙神と大宇宙の法則を説き受け継ぎ現代まで神話は残っています。
人類学者始め科学者は古来より残る神々の伝説から世界創造、人類誕生に至るまでカバラを解き明かすことにより全てが分かると確信をしています。
カバラとは「受け入れ」「伝承」を意味しています。
※「生命の樹」旧約聖書の創世記
エデンの園の中央に植えられた樹木。樹木の実を食べると神と等しき永遠の命を得るとされています。
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