輪廻転生思想とは死後、霊魂が何度もこの世に生まれ変わってくることを説いた考え方です。 生まれ変わる前の自分がどこで何をしていたか稀に前世の記憶を持つ人が存在するのも確かです。
主にヒンズー教や仏教などインド哲学、東洋思想の考え方になりますが古代エジプト、ギリシャでも輪廻転生は説かれています。また、生まれ変わりの存在を認めていないイスラム教でも一部の宗派は認めています。キリスト教でも初期の頃は輪廻転生を説いていました。宗教問わず輪廻転生は人間の歴史、DNAに刻まれているのです。あなたが望む、望まないに関係なく輪廻転生は魂の成長に欠かせない事象であり生まれ変わりは魂の成長のステップとして計画されるものなのです。
日本神道では魂についての考え方は黄泉の国、死後は他界に行きそこで不老不死の神の世界で暮らすことになっています。死んだ人は死霊となってけがれを持ってしまうんですね、けがれを浄化するために生きている人は祭事を行い祭祀を続け死人はようやく浄化され祖霊となり神となっていきます。供養が成されない魂は浄化されず祖霊になれないために祟りが起こってしまうのです。先祖供養の習慣は日本神道の名残りとなります。
魂はとても大切で粗末に扱えるものでは御座いません。常に魂の成長は考えて生きる必要はあると思います。しかし、
本当に優先すべきは「あなたの心」なのです。今のあなたの心が最も大切なものであります。
生あるものは必ず死を迎えます。人間も例外はありません。必ず死を迎えるのですから「生の意義」は命ある全てのものにとって重大なことです。現世の生き方が後世となる来世を決める命題となっていくのですから。
生まれ変わりる魂はあなたが保有している魂ですがあなたとは違う全くの別人として輪廻転生で魂は蘇ります。あなた自身が再生される訳ではありません。魂は違うあなたで全く別の人生を新たに始めるのです。
今を大切に生きると言うことは魂を大切にすることではありますが、それだけでは御座いません。今の心を大切にすることなのです。魂とあなたを繋げているのが心です。肉体が滅びるとき、あなたは確実に滅びるのです。魂は媒体を変えてあなたが背負った傷を新たな肉体で消化することになります。
だから今を大切に生きることは5年後、10年後の自分のためでもあります。心の叫びにどう応えていくかを考えて生を自分の為に消化することが現世のあなたに魂が真に望んでいることです。魂はあなたを決して忘れることは致しません。あなたも魂から離れることは決して御座いません。あなたの心と魂の繋がりは永遠に消えることはありません。けれどもあなたの心と記憶は魂に同化され消えていくのも事実です。魂が新しい肉体で新しい人生を歩むのは魂に与えらた定めであるのと同じであなたの心の生は現世限りなのです。だから今を無駄にしない生き方が望まれてきます。
来世のあなたは来世で自分を大切に生きる選択をするでしょう。ですからあなたが今、考えることは輪廻転生の先の魂の幸せより今の自分の幸せに集中できる体制を整えることが望まれるのだと思います。魔術は今のあなたに幸せを引き寄せる1つの方法であります。