現代魔術の魔術原理となっているのは宇宙観を解き明かすカバラ教義です。カバラ思想がヘルメス哲学、神秘学、錬金術などに組み合わさることで現代に魔術を蘇らせたのが「黄金の夜明け団」です。魔術復興の功績は近代魔術に多大なる影響を残しました。
現代の魔術となる近代魔術の父とされる「エリファス・レヴィ」。彼は現代魔術の基礎を築き上げると共に彼が目指した高等魔術の体系化に貢献しました。
代表作「高等魔術の教理と祭儀」「魔術の歴史」「大神秘の鍵」三大魔術書は発表当時、多くの魔術師を驚愕させのです。
幼いころよりエリファス・レヴィは霊的感性に長けていました。成長過程で神秘学に次第に心惹かれていきます。レヴィはアポロニウスの霊を呼び出す召喚魔術に成功致するのです。
彼は自身の著書で魔術についてこう述べています。
「魔術とは決して悪魔の力を借りて行うものではない。キリスト教の根底には常に「愛」があるように魔術の根底には常に「学」がある。学とはオカルト哲学であり知識欲の源として科学の全ての原理、人間の精神全ての進歩を含む。この哲学を究めた者は不可能という言葉をなくし四大のエレメントを操り天体の運行や言葉を聞くことが出来るようになる。そして悪魔はおろか天使をも統治し、あらゆる物質を黄金に変えることすらできる。」と言葉を残しました。
フランスの薔薇十字団を再建、後に「高等魔術の教理と儀式」を刊行しました。
近代魔術の原理、原則には「学び」があります。「学び」を続ける現代の魔術は、願望や恋愛成就魔術の進歩の歩みを止めることはありません。
現代の魔術であなたの願望を達成へ。高等魔術で引き寄せられるエネルギーがあなたの願いを引き寄せます。