魔術師と霊能力者

魔術は霊能力で必ずしも行われていない理由と魔術師と霊能者の違いとは

魔術師と霊能者の違いとは

「神を信ずる者」と「神に近づこうとする者」

カルマ浄化魔術霊能力者は元来、霊能者自身が持っている先天的能力であったり後天的に開化した能力を持って超自然現象に自分自身を媒体として力を発揮します。現代の魔術師はカバラ教義や神秘学思想を学び魂の成長と修練で人間に秘められた能力を開花させることにより超自然現象へ宇宙を媒体として心を同化させ力を発揮していきます。
霊能力者は一般的に霊を見たり会話するなど霊に関しての能力を言います。見ているものが本人の世界のなかで生息する霊であるか、本物の霊的なエネルギーを感じているのかは霊能者本人にも分からない場合もるのです。
「人間は見たいものしか見ない」性質があるからで人間が持つ霊能力の限界ともなります。霊的エネルギーは酷似するエネルギーが多いためその現場や人が抱く過去の想念を見ていることもあります。過去を言い当てる様な能力は概ね、人や場所に残る過去の記憶を映像として見える想念を垣間見ていることが多いです。その場所で念を強く抱いてし死んでしまった人の残像が見えると言うことです。生まれつき直感が冴えている人などは念を感じる感性が強いですから念が映像として見える場合もあります。第六感の働き感性が霊能力を司る場所です。
霊は感じるものであって見えるものは概ね霊では無いのです。霊視に関しては霊視される相手の想念や思念を見ることが出来ますので現在のことや過去を見る力ともなりますので長けている霊能力者は過去を言い当てることや現在に思っていることを感じ取ることもできる人もいるでしょう。また、感知した想念を浄化して災いを消滅させることも出来る人もいるでしょう。霊能力は素晴らしい能力であることは確かです。しかし、霊界もまた宇宙意思の一部になりますので霊能力を幾ら鍛えても本物の魔術とは無縁となります。霊界、魔界、天界、天国、地獄と霊の世界は様々な表現がなされますがそれら全て「宇宙意思」の一部なのです。シャーマン呪術なども主に霊能力で行います。古代魔術や自然魔術と近代魔術とは違います。近代魔術は「宇宙意思」への同化と「宇宙のエネルギー」を集約します。

霊能者と魔術師の最大の違いは、霊能者は神を信ずる者であり、魔術師は神に近づく者なのです。

現代の魔術師は魂を鍛えますので第六感の感性を鍛えながら更に上の段階である第七感、更に上段の第八感まで鍛えて魔術を行います。第七感とは鍛錬した熟練の能力です。様々な経験と知識が生み出す咄嗟の反応を高めることで高次元へより近づきます。そして、第八感は悟りの能力です。
第八感を極めることでアカシックレコードへアクセスすることも可能とされています。アカシックレコードとは宇宙の意識総合体でありネットワーク、全ての人間の過去、現在、未来が記録されている宇宙の大図書館です。

霊は様々な超常現象を引き起こす思念や想念と極めたり区別することはとても難しいのです。見極めが難しいのは全ては宇宙意思の範囲にある意思であるからです。宇宙意思にとって霊現象も人間の想念が起こす現象も同じなのです。宇宙意思全体を学ぶことによ本物の霊を感じるには第七感と第八感を鍛えることが重要な霊能力と言われる所以は第六感の感性だけでは霊と念類を見極めることは困難であることからです。ですから古代魔術において悪霊に騙されていた魔術師もいたのです。悪魔の名を偽る悪霊も残存想念の塊が成せる業であり低級霊や動物霊に操られた想念とも言えるのでしょう。魔術は霊能力だけでなく魂の成長と意思に「神に近づく」ための鍛錬が必要となります。

白魔術代行