女神と魔術

女神があなたの願いを叶える。女神のパワーを取り込む魔術で恋愛や願望を成就へ

女神のパワーを取り込む魔術で恋愛や願望を成就へ

女神ヘカーテ魔術

黒魔術の女神とされ魔女に崇拝される「ヘカテー」とは古代ギリシャ神話に登場する女神です。名前の意味には「遠くにまで力の及ぶ者」または「遠くへ矢を射る者」の女性形とされます。「ヘカテー」は古代ギリシャ語で「意思」を表します。太陽神アポローンの別名とも言われています。
エジプト神話の多産・復活の女神「ヘケト」に由来されるとも言われています。「死の女神」、「女魔術師の保護者」、「霊の先導者」、「ラミアーの母」、「死者達の王女」、「無敵の女王」等の別名でも呼ばれていました。
ヘカーテは、ゼウスにより海洋、地上、天界を自由に行きかう権限を許されていたため、神々へのお祈りの前に先にヘカーテに祈ることによりご利益があるとされていました。

ギリシャ神話では、月と同一視されることもあり黄泉の国の女神です。農作業に影響力を持つ情け深い女神であり闇夜を照らす月の神でもあります。一方で悪事を許さぬ、神への冒涜への制裁を行っていた女神でもあり、黄泉の国の亡者を苦しめ、神々を怒らせた者を苦しめる残酷な女神でもありました。後に冥府の女王ペルセポネに従うことになり夜と魔術、月の女神としてアルテミスやセレーネーと同一視、混同され魔女の崇拝対象になりました。

中世の魔女集会サバトでは、庇護者として秘儀の中で礼拝されるようになります。ヨーロッパではトリカブトがヘカテーを象徴する花とされており、他にも犬や狼、牝馬、松明、下弦の月、窪みのある自然石等がヘカテーの象徴とされています。
女神ヘカーテは黒魔術の本尊とされ魔女や魔術師が密かに崇拝することになりますが、ヘカーテの意思は残忍な面だけだけではありません。情け深い心と正義感には闇夜を唯一、照らすことができる月の光のエネルギーが充満されているのです。

黄金の夜明け団