薔薇十字団魔術|クリスチャン・ローゼンクロイツ|

"薔薇十字団の開祖、クリスチャン・ローゼンクロイツと薔薇十字団魔術

中世からの秘密結社薔薇十字団 (ローゼンクロイツァー)

薔薇十字団魔術伝説

古代の英知と伝承に目的意識を持ち、人類を正しい方向へ導こうと17世紀初頭、秘密結社として密かに活動を始めたのが薔薇十字団です。
薔薇十字団の活動は、極秘活動の徹底による完全な秘密結社として存在すら伝説でもありました。
薔薇十字団の開祖とされるクリスチャン・ローゼンクロイツは中世ヨーロッパで伝説上の魔術師です。1600年代に発刊された「化学の結婚」「薔薇十字団の名声」「薔薇十字団の告白」などで世に知られることになります。活動の理念に民衆を始め各国の知識人の間で高い評価を得ることになりました。
匿名的要素の強い薔薇十字団は、その後、誕生する多くの秘密結社に影響を与えていくことになります。フリーメーソンも薔薇十字団の影響を大きく受けています。また、魔術結社黄金の夜明け団でも薔薇十字儀礼はカバラ思想同様、重んじられていました。
薔薇十字団についてはこちらを参照

クリスチャン・ローゼンクロイツは、聖地巡礼を重ねながら16歳のとき、エルサレムに向かうが途中、アラビア半島へ向かった。そこで古代からの膨大な知識を受け継ぐ賢者たちから知識を学ぶと 自然魔術の奥義書「Mの書」を授かることになります。
クリスチャン・ローゼンクロイツと薔薇十字団は無償で病人を治療することを活動として、は特別な服を身に着けることなく毎年、「聖霊の家」で会合を開くこと、団員は死ぬまでに自分の後継者を選んでおかなければならないことでで薔薇十字団の理念を後世に伝えること。「RC」の文字が、我々をあらわす唯一の記号として結社を謎のベールに包むことに成功します。そして、団員と弟子たちは、クリスチャン・ローゼンクロイツと薔薇十字団の掟を守り各地に散らばると貧困に喘ぐ民衆の治療に専念することになります。
ローゼンクロイツは106歳で死亡したが、死後120年を経た1604年、ある会員が彼の秘密の墓に通じる隠し戸を偶然発見し、中に入ると、七角形の埋葬室の天井には永遠に消えることのないランプが輝き、ローゼンクロイツの遺体は腐らずに完全なままに保たれていた上、「我は120年後に蘇るであろう」と記された碑文も発見されたといわれています。

黄金の夜明け団